事業紹介

環境との共生をめざしながらお客様の信頼にお応えします。

自然からしか得られない貴重な資源である"石"。当社は、砕石事業と工事事業という二つの事業分野において、自然環境の保全をめざした生産・工事体制を構築するとともに、地域社会との調和を図る事業を展開しています。
砕石事業では生産時はもとより原石採取後の跡地利用まで、工事事業では環境保全を促進する多様な技術開発など、さまざまな取り組みを推進しています。
当社は社会の皆様の信頼に応え、お客様のご要望に応える事業をこれからも推し進めていきます。

技術開発について

SPミキサー(CSG混合設備)

環境保全やコスト面から注目されるCSG※。
当社は、この新材料を効率的に、高品質に製造できるCSG混合設備を共同開発しています。
CSG材料・セメント・水を自動制御して連続的に混合させてCSGを製造するこの設備は、内面に羽根を取り付けた管を回転させる構造が特徴で、回転方向の切り替えで品質強度を高めます

※CSG(Cemented Sand and Gravel):ダムサイト近くで容易に入手可能な岩石質材料に、セメント・水を添加し、練り混ぜて製造されるセメント系材料。大規模に原石山を掘削する必要がないため、環境保全やコスト面から注目される新材料。

CSGによる施工例

稲葉ダムにおける貯水池表面の遮水工事。
本工事において、コンクリートフェーシング工で鞍部CSG施工を実施しました。CSGはプラントで製造された材料を運搬して敷均しています。

SP-TOM(コンクリート等の輸送装置)

下りの急傾斜地で動力を利用して、コンクリートや土砂を合理的に、連続して大量に輸送することを可能にした新工法を共同開発しています。 これまでベルトコンベヤでは輸送できなかった急勾配の斜面(25°〜40°)での輸送を可能とし、しかも直線的に輸送することで環境面の改変を小さくした画期的技術と評価されています。

工事技術を応用した土壌洗浄事業も展開

都市の再開発や工場跡地の再利用や環境問題への取り組みに応じ、当社は工事技術を応用した土壌洗浄事業を展開しています。
 当事業では、現地に土壌洗浄プラントを設置。掘削した土壌を機械的に洗浄・分級して、重金属類や油分などの汚染物質を分解・除去します。洗浄後の土壌の大部分は、埋戻土として再利用し、また洗浄水は循環利用するなど環境保全にも貢献しています。

事業内容一覧

計画・設計

工事の計画段階からノウハウと技術を提供。
大型土木工事における骨材生産計画の立案やプラント設計など、工事の計画段階から当社の豊富な経験に基づいたノウハウと技術を提供します。

原石採取

厳しい地形条件下にあっても、 安全で効率の良い採取方法を計画。表土処理から爆砕・積込・運搬および法面保護工など、 安全第一で一貫施工します。

骨材生産

現地条件に最も適した骨材プラントを設計・製造。 敷地造成から基礎·据付工事、骨材生産、解体工事まで、工程・品質・安全の管理徹底を図って施工します。

堤体盛立・重機土工

堤体盛立・重機土工を主とするダム本体掘削、ロックフィルダムの盛立工事一式の施工管理にノウハウと実績を有しています。

コンクリート製造

バッチャープラントの設計から据付、 運転管理まで一貫して実施。優れた品質の製品を供給しています。

コンクリート打設

重力式コンクリートダムの本体打設工事の施工一式と安全管理に様々な実績と技術を有しています。

ベルトコンベア管理

各種トンネル工事の掘削で発生する土砂や、埋立材の大量土砂を搬送するために設置される長距離ベルトコンベアの据付・運転管理にも実績を積んでいます。

土木工事一般

ダム工事で培った土木技術を、大規模団地やゴルフ場の造成・東南海地震に備えた防潮堤の建設・コンクリート塊の破砕再利用工事など、国土開発のさまざまな分野に広く応用しています